2004年 10月 28日
 
大阪の球団がなくなる
第二のイチロー期待

 とうとう大阪にプロ野球の球団がなくなってしまった。私はそう感じている。合併球団が大阪ドーム球場を使うらしいが、阪神ファンは別として、大阪の球団とは思えないという人が多い。

 近鉄はなぜデーゲームを藤井寺球場でやろうとしなかったのかというファンが多い。沿線の球場でやってくれればなじみも深い。ファンは球団をどこかが買ってくれて、藤井寺へ戻ってきてくれへんかなあ…と無理な注文をつけたりして見守ってきたが、大阪ドームは便利が悪くて行きにくい。

 ドーム球場を造るにあたっては、その場所が再度変わって今の場所に落ち着いたという話を聞いたが、そんなに慌てて造る必要があったのか、もっと周りの環境を大きく考えてからではいけなかったのかと残念に思う。何をやっても人が集まらず赤字続きのドームがこれからどうなるのか、文化果つるところに経済は発展しないというのが世界的な常識とすれば、野球という大きな文化を一つなくした大阪の手腕が問われることになるだろう。

 いずれにしても、関西の新聞は、勝っても負けても阪神ばっかり。おかげで、イチローという選手がアメリカの偉大なヒーローになってしまった。事あるごとにスタンディングオベーションで外国人選手をたたえるアメリカの観客を日本も見ならう必要があるのではないか。

 そのイチロー選手を育てた仰木監督が新球団の指揮を取られて出発するのだから、第二のイチロー選手の登場をぜひとも期待したいし、プロ野球界のシステムも報道も、もっともっと変わっていってほしいと切に願う。

  (三林京子=女優)

  =終わり


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