2004年 2月 26日
 
大阪弁
何とかなりまへんかいな

 大阪の挨拶(あいさつ)が「どないでっか?」「儲(もう)かりまっか?」というのから「何とかなりまへんかいな…」というのに変わってきているそうだ。かなり深刻らしいが、住みよい事には変わりなく、その証拠に全国のホームレスが大阪へ大阪へと集まり、緑の多い場所をすっかり占領して立派なブルーシャトーを建て、大阪のイメージダウンに一役買ってくれても一向に追い出そうともしない。

 大阪は日本一や、と胸を張って自慢できたから、来る人をどーんと受け入れて面倒見の良さと人情で、居心地の良い懐の深い町になっていたのではないだろうか。よその土地から転勤した人も、住むなら大阪と認めてくれ、大阪弁は柔らかくて耳当たりがいいというのがもっぱらの評判であったはずが、一般の市民が使うことのない品のない言葉を大阪弁と称して、電波を使って全国的に垂れ流してくれたおかげで、パブリックの場所でかわいい女の子の汚い言葉が当たり前のようになってしまった。

 関西人だけは絶対に関西弁で通していたのに、標準語を使う大阪人が増えている。京都の子は、今でも家の中で、親に丁寧語をきちんと使い、奇麗な言葉を崩さないし、京都というブランドに自信を持っているが、大阪の子は大阪に自信が持てず、恥ずかしいと思うので、標準語を使うらしい。

 ここらで、大阪の老舗が皆、昔の奇麗な船場言葉を復活させてはいかがなものか。大旦那(おおだん)さんやお家はんのお元気な内に、お店の人にしっかりと教育していただきたい。さすが!大阪の暖簾(のれん)やと若者が胸を張って自信が持てたら、きっと大阪が元気になると思う。 

 (三林京子=女優)


 三林さんのホームページのアドレスはhttp://3bayashi.com

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